光を灯して解決策を見つけ出す

マハリシは、深い暗闇のなかで一本のロウソクを灯し始めました。そのロウソクの光を、1本、1本増やしていき、社会全体に光をもたらすことができれば、人々はもっとはっきりと物事を見るようになり、社会の様々な問題の解決策を見つけ出すことができます。そのことを、TM運動のリーダーであるトニー・ネイダー博士は次のように話していました。

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世界の集合意識が高まり、明晰さが増すことで、社会の問題を解決することができます。そのために、私たちは地球規模のグループ瞑想を行っているのです。

例えば、そこに何か解決策があっても、暗くてよく見えないと、人々は闇雲に行動します。その結果、時間が長くかかったり、つまずいたり、使い方を間違えたりします。なぜなら十分な知性や明晰さがないからです。

私たちの専門は、光を灯すことです。暗い部屋の中に光を灯すことで、人々はもっとはっきりと見ることができるようになります。専門家たちは何かに気づいて、それを取り上げ、解決策を見つけ出します。彼らは「私が見つけた!」と言いますが、それができたのは部屋の中に光が灯ったからです。

このようにして、集合意識を高めて、心の明晰さを増すことで、解決策がやってくるのです。国家間の対立や自然環境の問題など、あらゆる面で解決策がやってきます。そして、そのために、私たちは地球規模のグループ瞑想を行っているのです。(5月1日、マハラジャの講義の要約)

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解決策がそこにあっても、暗くてよく見えないと、それを見いだすことができません。瞑想して、暗闇に光を灯すことで、人々は、そこにある解決策を見つけ出して、自分で自分の問題を解決できるようになります。そして、より大きなグループ瞑想を行い、社会全体に光を灯すことができれば、人々の意識はもっと明瞭になり、どんな深刻な問題であっても、その解決策を見いだす人が現れてきます。

啓発の時代とは、すべての人に良いことがあり、良くないことは誰にも起こらない世界です。それは、世界のどこにも暗闇(否定性)がない状態ですから、そのような世界を生み出すためには、大きな発電所を作って、世界全体に光を灯さなければなりません。その発電所の役割を果たすのが、大きなグループ実習です。

例えば、日本の場合には、1200人のグループという発電所を作ることで、日本のすべての家に光を灯すことができます。しかし、瞑想していない人の家まで電気を届けるには、大きな発電所が必要ですが、小さな発電所であっても、その発電所とつながっている人の家には、一番最初に光が灯ります。つまり、グループ瞑想に参加している人の家には、世界の暗闇が取り除かれるずっと前から、啓発の光が灯されるということです。

世界全体が暗闇であっても、自分の家に光を灯すことは、今の自分の能力で十分にできることです。特に今では、オンラインで簡単に大人数のグループ瞑想に参加できますから、自分の家に光を灯すことは誰にとっても簡単です。

9月29日には全国グループ瞑想がありますので、そうしたイベントや毎日のオンライン瞑想に参加して、まず最初に自分の家に光を灯していきましょう。

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