7月は5名でグループTMができました。
一人がTMをするとき、100人の人々に調和を広げることができるとすれば、500人のみなさんに調和を広げることができました。
ありがとございました。
知的障害をお持ちの方が5名住んでいるアパートが、私の職場です。
仕事柄、Eテレの「ハートネット」をよく見ます。いろいろな障害や病気を持つ方が登場します。障害や病気を克服して、医師になった方、学校の先生になった方、デザイナーがいたり、パラリンピックにみられるように、たくさんのスポーツマンも紹介されています。皆さん社会のリーダーです。テレビを見ながら、尊敬心が湧いてきて、思わず驚嘆の声をあげたり、涙を流したりしています。
しかし、障害や難病という十字架に押しつぶされそうになっている方も多くいます。私が一緒に暮らしを作っている5人の皆さんも、障害や病気に翻弄されたり、一時的であっても乗り越えたり、本当に、一日一日が闘いの日々といってもいいくらいです。
5名の皆さんは、Eテレで紹介されるようなリーダーではないかも知れませんが、5名に共通しているのは、自分の持つ能力を出し切って生きているということです。
N君は、薬の副作用で、時々、ふらついて腰が抜けたようになります。不快感もあるのでしょう。何とか立ち上がろうとしても、できないときには、職員に八つ当たりをしてしまうこともあります。
昨日も、ふらつきが出ている時期だったのですが、食堂の扉を開けて、「こんにちは」というと、N君が嬉しそうに、「先生〈なぜか、N君は、私のことをそう呼びます〉、今日は立ちのぼった、立ちのぼったよ(立ちあがれたという意味です)」と繰り返していました。「よかったね」と返しながら、心の底から、「偉いな!」と、私自身も奮い立ち、「今日は、特別おいしい料理を作りますね」と気合が入りました。
N君は、こんな風に職員を奮い立たせ、いろいろな気付きを与えて、成長させてくれます。「知的障害」を持つと言われている皆さんは、N君と同様に職員を育ててくれます。
彼らは、職員たちにとって「先生」としての役割を果たし、社会的存在価値を十分に発揮しています。たとえ、ベッドに横になったままの方たちであっても・・・・
絶対的存在の特質が、私たちの心に浸透するにつれ、心は満たされます。「コップが水で満たされると、水が溢れ出します」と、マハリシが例示をしているように、私たちの心を満たした至福は、心から溢れ出し、人々に注がれます。この至福の流れが「愛」です。私たちは、すべての人々に親しみを感じるようになり、存在価値を見出すようになります。生命を全うしようとする姿に、心からの共感を感じるようになります。
グループでTMをすることで、集合意識に調和や一体感、統一感をより多く増すことができます。お互いに、存在する価値を認め合う社会が実現します。
横浜は港町です。いろいろな船が立ち寄って、一休みしていくのでしょうね。横浜でのグループTMの空間も、瞑想者のみなさんが気楽に立ち寄って、一休みできる空間になればと思っています。
気軽に立ち寄ってみませんか。
日時・場所:
横浜技能文化会館会議室です。(JR関内駅より徒歩3分)
(1)8月27日(土) 10時、11時 会議室703
(2)9月24日(土) 同上 会議室703
参加費:200円
グループTM 当日は、TMを実践する上での疑問があれば質疑応答も可能です。
また、個人チェッキングを希望の方がいらっしゃいましたら、気軽にご相談ください。
担当:押切利廣(TM教師)
申し込み先: jai_peace_gurudev3in1@yahoo.co.jp