新年、明けましておめでとうございます。
2015年12月は3名でグループTMができました。
ありがとうございました。
TM町田センターを閉じて、現在の福祉施設に勤務するようになって16年目になります。途中、研修目的でインドに半年滞在、帰国後、Aさんと出会うことになりました。
Aさんは、知的障害を持っていて、知的発達段階は4歳くらいですが、生まれてからの年数は50歳半ばとなります。
帰国直後、上司より、「AさんがJ病院を退院するのですが、受け入れ場所がありません。しばらく、一緒に暮らしてもらえませんか?」と、依頼がありました。それ以後、Aさんとは、今年で、11年間の付き合いになります。
Aさんは、7歳くらいから親元を離れての施設暮らしです。
「お父さんとお母さんと一緒に暮らしたい」という強い願望を、Aさんはずっと持ち続けていました。精神年齢が4歳くらいですから当然です。「どうして、ぼくは、お母さんとお父さんと一緒に暮らせないの?」と、よく質問を受け、答えに困ったものです。
10年間くらいかかって、やっと現在のホームについて、「ここが、ぼくの家だよね。いつまでもここにいていいんでしょ」と言ってくれるようになりました。
「『お母さんが家にいる』という安心感の中で、子供は外で遊ぶことができます。『いつでもお母さんが家で待っている』という安心感が子供を支えているわけです。」と、マハリシが創造的知性の科学の中で述べていたのを思い出します。
昨日、Aさんと一緒に、新年の挨拶をしに父親宅を訪問しました。ちょうど、お嫁に行き、今ではお孫さんもいるAさんのお姉さんもおいでになり、40年ぶりにAさんはお姉さんと長い時間を過ごすことができました。Aさんのお母さんは、すでに他界されてはいましたが、90歳を超える父親と姉とAさん自身、3人が『家族』を取り戻す時間を過ごすことができたようです。
Aさんの心が穏やかになることにより、家族を取り戻すことができ、家族の調和を生み出すことになりました。「私の施設での仕事も、そろそろ終わりに近づいたかも知れない」と、ホッとした充足感がありました。
同時に、純粋意識という「絶対的な親」が、いつも私とともにいることに気付かせてくださったマハリシに、心からの感謝の念が湧きました。純粋意識が常に自分とともに「存在している」という安心感があったおかげで、Aさんが巻き起こす様々な「びっくりポン」にも、オロオロしながらでも対応することができました。
結果的に、Aさんの心に調和を生み出すことができ、家族の調和を取り戻すことに繋がったと、はっきり自覚できます。
そして、横浜関内でのグループTMやシディのグループ実習に参加することが「絶対的な親」を見失わない、大きな助けとなっていることにも、深い感謝を覚えます。
横浜は港町です。いろいろな船が立ち寄って、一休みしていくのでしょうね。横浜でのグループTMの空間も、瞑想者のみなさんが気楽に立ち寄って、一休みできる空間になればと思っています。
気軽に立ち寄ってみませんか。
日時・場所:
横浜技能文化会館会議室です。(JR関内駅より徒歩3分)
1)
1月16日(土) 10時、11時 会議室703
2)
2月20日(土) 同上 会議室703
参加費: 200円
グループTM 当日は、TMを実践する上での疑問があれば質疑応答も可能です。
また、個人チェッキングを希望の方がいらっしゃいましたら、気軽にご相談ください。
呼びかけ人:押切利廣(TM教師)
申し込み方法: jai_peace_gurudev3in1@yahoo.co.jp
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