今回は、世界の平和と幸福ために、まず自分自身を大切にすべであると説いたマハリシの言葉をご紹介します。
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私たちが自分自身を大切にすることで、世界もまた私たちのために、それ自身を大切にします。ですから、重要なことは、私たちがどのようであるか、ということです。
私たちが世界にしていることを、世界は私たちに返してきます。もし私たちに神聖さを認識する視覚があれば、世界は神聖なものになるでしょう。世界は私たち自身の真我の一部であり、その人の意識レベルによって世界は異なります。それは、私たちの意識レベルによります。私たちがどのようであるかによります。
ですから、私たちは自分自身の世話をしなければなりません。そうすれば、世界は、私たちのために、それ自身の世話をするでしょう。それは素晴らしいことです。私たちが自分自身を大切にすれば、世界はそれ自身を大切にします。私たちが世界の為になすべきことは、自分自身を大切にすることです。小さな私(小我)から大きな私(大我、真我)へと成長すること、それが私たちがすべきことの全てです。真我を実現すること、それが人生のあらゆる面を栄光化するカギとなります。
全てのものが、手の届くところにあります。私たちのすべきことは、それを使い始めるだけです。全てがそこにあります。無限は、私たちが使うためにそこに用意されています。ですから、それを使い始めた方がよいでしょう。それを生き始めてください。
私たちには系統だった方法があります。それは、道のない道です。私たちは、無限を認識し、無限の状態を実際に生きたいのです。無限は私たちに大変近いところにあります。私たちの全ての神経、全ての意識に浸透しています。遠く離れた、はるかかなたにあるのではありません。それは全てのものを超越していますが、全てのものの中に含まれています。全てのものの中で維持されています。真我はそれで構成されています。それは生命にとって重要な構成要素です。ですから私たちは遠くに行く必要はありません。ただ内側を見ればよいのです。内側に目を向ければ、私たちは無限の価値の中にいます。枠のない状態の中にいます。
無限は万物の家であり、万物が目指す到達点です。全てのものは、そこへと行きつきます。それはまるで海が全ての川の家であるのと同じです。全ての繁栄、全ての知識、全ての力、全ての栄光は、無限へと至ります。生命のすべての経路は、無限へと向かって進んでいきます。そして無限は、私たち自身の真我です。
ですから私たちはあちこち駆けずり回る必要はありません。私たちはただ、自分がいる場所にいればよいのです。川が自然に海に流れるように、全ては私たちの元へとやって来ます。私たちはただ、私たち自身の海のような性質に気づいていればよいのです。私たちは海です。私たちはただ、海のような枠のない状態に気づいていればよいのです。それが必要なことの全てです。
全ての生物がそこからやってきて、そこへと向かって進んでゆきます。私たちが発見したことは、生命の無数の経路の全てが、私たちの方にゆっくり歩み寄ってくる、ということです。私たちは、よいことを望み、全てのものを支える者となります。そうすれば、全てのものが私たちを支えてくれるでしょう。与えれば、与えらます。ですから自分自身を大切にしましょう。そうすれば、全てのものが、素晴らしい形で大切にされるでしょう。これが私たちのメッセージです。私たちが世界中の全ての人々に、ささやきたいことです。「さあ、いらっしゃい。自分自身をいたわりなさい。そうすれば、全てのものが輝きだすでしょう。」
もし、電球がそれ自身の内側の光を大切にしなかったら、光は消えてしまいます。もし、真我がそれ自身の内にある無限の可能性を大切にしなかったら、生命の無限で枠のない栄光、神の恩寵を放射することはできません。全てのものは、今の自分の状態をそのまま放射しています。それだけです。自分自身の真我をもっともっと大切にすることで、成長、進化、達成、成就の全ての流れが、その人へと押し寄せてきます。全ての川が海へと流れ込むようにです。あらゆるところから、全てのものがその人の足元へとやってくるでしょう。
これが存在の福音です。私たちはただ在ります。私たちはただ在るだけです。
──マハリシ(1970年8月7日 アメリカ、ハンボルト州立大学)
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世界に平和をもたらす私達の方法は、世界の平和と幸福ために、まず最初に、自分自身を大切にします。自分を大切にして、ストレスや疲労を取り除くことで、私たちは、小さな自分である小我から、大きな自分である大我、真我へと高まります。それによって、真我の無限の至福を、周りに放射するようになるのです。ですから、自分自身を大切にすることが最も大切だとマハリシは話していました。
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